着任のあいさつ

松阪税務署長　中村佳示

この度の人事異動により松阪税務署長を拝命いたしました中村でございます。前任の伊藤署長同様よろしくお願いいたします。

　　
　松阪署の勤務は30年ぶりでして、松阪市役所南側の、現在は教育委員会が入っている庁舎の時代です。歴史と伝統があり、文化を大切にする人情味ある松阪に勤務することができ、大変喜んでおります。
　会員の皆様方には、日頃から、税務行政に深いご理解と格別なご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
　松阪青色申告会におかれましては、富田会長をはじめ役員、会員の皆様方が一丸となって、確定申告期には、多数の役員の方に確定申告会場内の青色・記帳説明コーナーで記帳制度等の説明を行っていただき、さらには国税電子申告・納税システム（e-Tax）の利用につきましても積極的に取り組まれ、記帳制度やe-Taxの定着に多大なる貢献をしていただいていると伺っており、大変心強く思っております。
　さて、一昨年1月に記帳義務が拡大され、また、同年4月1日には消費税率が8％に引き上げられ、さらに、昨年10月にはマイナンバー法が施行されるなど、最近の税務行政を取り巻く環境は、毎年のように大きく変化しております。　
　このような状況下において、税に携わる私どもといたしましては、急激な時代の変化に柔軟かつ的確に対応し、「納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する」という使命を果たすため、国民の皆様からの理解と信頼を得ることが重要であると考えており、税務行政の運営に当たっては、一層の効率化・簡素化を図り、納税者の利便性を向上させるとの観点から、e-TaxをはじめとしたICT化を積極的に推し進めているところであります。
　松阪青色申告会の皆様方におかれましては、これらの税制改正や新しい制度の導入等につきまして、早々に幅広い周知・広報活動等を行っていただいており、改めて厚くお礼を申し上げます。
　今後とも、税務行政に関しまして、より一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
　終わりにあたり、松阪青色申告会のますますのご発展と会員の皆様方のご健勝並びに事業のご繁栄を心から祈念いたしまして、私の着任のあいさつとさせていただきます。